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2011年7月5日火曜日

Van Bekkum and Katsumata, Giving a Diamond

Brill社から、J. Yahalom(エルサレム・ヘブライ大学)70歳記念のフェストシュリフトが出版されているようです(筆者未見)。
Wout van Bekkum and Naoya Katsumata (eds.), Giving a Diamond: Essays in Honor of Joseph Yahalom on the Occasion of His Seventieth Birthday (Leiden and Boston: Brill, 2011).

9004203818Giving a Diamond: Essays in Honor of Joseph Yahalom on the Occasion of His Seventieth Birthday
Wout Jac Van Bekkum
Brill Academic Publishers 2011-04

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エディターは、フローニンゲン大学(オランダ)のWout van Bekkumと、京都大学の勝又直也氏です。勝又氏は、昨年Yahalom氏と共に、イェフダ・アルハリーズィ『タハケモニ』の校訂版を出版されています。
Joseph Yahalom and Naoya Katsumata (eds.), Tahkemoni or the Tales of Heman the Ezrahite by Judah Alharizi (Jerusalem: Ben-Zvi Institute, 2010).
中世ヘブライ文学の記念碑的作品を日本人の研究者が校訂したというのはすごいことですね。勝又氏の英語著作はHPに記されているので、ここでは日本語著作を挙げておきます。特に2つ目の「アラビア語~」は、『タハケモニ』を味読するのに必読の一作かと思います。

・勝又直也「ユダヤ教典礼伝統における詩と哲学」、『新プラトン主義研究』3(2004年)、81-102頁。

・勝又直也「アラビア語の卓越性に関する少数派文学の葛藤」、『西洋精神史における言語観の変遷』(松田隆美編)、慶應義塾大学出版、2004年、245-73頁。

西洋精神史における言語観の変遷西洋精神史における言語観の変遷
松田 隆美

慶應義塾大学言語文化研究所 2004-04
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・勝又直也「ユダヤ教史の再考:中世ヘブライ文学からの試み」、『宗教史とは何か(上巻)』(市川裕、松村一男、渡辺和子編)、リトン、2008年、199-227頁。

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